書 名手塚治虫とボク
著 編うしおそうじ
協 力
出 版草思社
発行日2007年3月28日
発行地東京
定 価1800
たてcm20
よこcm14
備考
ISBN9784794215673
内容
[目次]
第一部 みんな赤本を描いていた
第一章 予期せぬ出会い
彼は突然やってきた
「うしおさんの漫画はよく読んでます」
『漫画少年』からの連載依頼
「ボクの本業は映画なんです」
東宝に未練はなかった
「漫画映画のことを聞かせてください」

第二章 ボクの赤本デビュー
闘争資金を稼ぐため赤本を描く
おやじは札束を放ってよこした
争議の激化でノルマ果たせず

第三章 大阪から東京へ
多趣味多才でモダニストの父
名家に育った才媛の母
「父親に殺意を感じませんか」
なんとしても東京でデビューしたい
誰も手塚を認めなかった
赤本で地歩を固め再び上京
新しい漫画の時代がはじまった

第二部 人気漫画家という仕事
第四章 友情のはじまり
『アトム大使』から『鉄腕アトム』へ
四谷の仕事場を訪ねる
手塚といるとアイデアがどんどん湧いてきた
二人で自主的カンヅメを決行
描くスピードの速さに驚く
口悔しい思いをさせられた「描き版」
顔から火の出るような失敗
他人の家でお菓子を食う
手塚をからかったボクのいたずら心
手塚と馬場をシネラマに誘う
ゼンソクの発作で半死半生
医者なんだから、なんとかならんかネ

第五章 編集者たちとのつきあい
いずれも名うての猛者ぞろい
挿絵から子供漫画へ転進
明々社と秋田書店へ持ち込む
その場で連載が決まる
「手塚先生より高い稿料を払います」
編集者が同世代という幸運
締切を守るための懇談会

第六章 福井英一との確執
最初で最後の対面
東京児童漫画会に参加する
オーバーワークの果ての死
稿料アップの団体交渉
強烈なライバル意識
「俺はいまから手塚を弾劾しに行く」

第七章 悪書追放運動
鳩山首相、悪書追放を宣言
近藤日出造の憎しみに満ちた罵倒
見当はずれのマスコミ御意見番
白昼堂々の焚書

第八章 手塚治虫の遺言
馬場のぼる、小学館漫画賞を受賞
祝賀旅行で軽井沢へ
ビギナーズラックで勝ちつづける
慰安旅行なのに仕事をはじめる
手塚は大の蜘蛛嫌いだった
生まれてはじめてのスケート
突然の発熱にボクは蒼くなった
懲りずにまたスケート場へ
「アトムのあとをお願いします」
東京までタクシーを飛ばす

第三部 動く絵に魅せられて
第九章 手塚治虫のアニメ志願
マンガ家を廃業し、ピープロを設立
手塚の結婚披露宴
芦田漫画映画に弟子入り志願
芦田はついに首を縦に振らなかった

第十章 漫画映画に殉じた人びと
邦画アニメ、三人のパイオニア
海軍戦利品の『ファンタジア』
勃興期の邦画アニメを支えた人びと
敗戦直後、誰もが映画作りに情熱を燃やした
ポマードで空気を凍らせる
円谷英二におほめの言葉をいただく
共産党の指導で組合活動が先鋭化
東宝、アニメーターを全員解雇
ボクは『くもとちゅうりっぷ』に泣いた
一生を動画に捧げた政岡憲三

第十一章 アニメーター手塚治虫
動くアトム、大成功をおさめる
ひょうたんから駒のアニメ版アトム
『0戦はやと』誕生のいきさつ
禍根を残したアトムの安売り
軍用映画のノウハウを活かす
「戦争マンガは放映できません」
ようやくフジテレビで放映と決まる
『ビッグX』の製作依頼が舞い込む
「やりたきゃ社長お一人でどうぞ」
「アトムをピープロで作ってください」
労務管理のできなかった手塚
アマチュアの社長、プロの部下

第十二章 マグマ大使誕生秘話
生き残りをかけリアルアニメへ転進
パイロット版『クラブ君の冒険』
東急エージェンシーの製作依頼
「手塚作品は許可がおりませんよ」
「実写は絶対にイヤです」
ついに許諾をもらう

終章 手塚治虫との訣れ

兄うしおそうじのこと 鷺巣政安

あとがきにかえて―この本のこと 長谷川裕
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