書 名新版 江戸の春画 江戸人の性愛を描く
著 編白倉敬彦
協 力
出 版洋泉社
発行日2011年4月21日
発行地東京
定 価880
たてcm18
よこcm11
【備考】
ISBN978-4-86248-725-4
歴史新書016
【内容】
[目次]
はしがき
序 春画はポルノグラフィか?
春画は猥褻か/ポルノグラフィという近代語/春画は日本近世の産物/ポルノグラフィ定義合戦/春画を「政治」に巻き込むな/「レイプ・シーン」に何を読むか/快楽の性と日常の性

第1部 性愛の図像学
巻1 絵とことばが一体化した世界
・春画の呼称 1おそくつの絵/春画の呼称 2 枕絵/春画の呼称 3 笑絵/春画の呼称 4 中国由来の「春画」/春画の呼称 5 符丁としての呼び名/春画の呼称 6 勝絵/縁起物としての春画/春画の呼称 7 その他の呼び名
・春画の刊行形態 1 巻子本/春画の刊行形態 2 版本/春画の刊行形態 3 折帖/「十二」の意味/春画の代表を生んだ組物=折帖/春画といえば版本/出版資本の充実と版本ブーム/絵とことばの二重構造
・春画のことば 1 序文/春画のことば 2 詞書から付文、書入れ/春画のことば 3 書入れの嚆矢/春画のことば 4 書入れの役割/春画のことば 5 書入れによる仕掛け/春画のことば 6 書入れの変容

巻2 なぜ性器を大きく描くのか?
笑いを呼び起こす表現/性器の品定め/壮絶な思いが反映した誇張表現

巻3 エクスタシーの瞬間へのこだわり
女性の顔の表現/回数にこだわる江戸の男たち/「好色な女」のテーマ/性愛はゲームか/悠揚せまらぬ中国人の性/濃厚な中国、淡白な日本/春画は顔と性器で成立っている

巻4 なぜ乳房に無関心なのか?
乳房は子育てのため/乳房に執着した画師たち/春信の成熟した乳房/乳房の発見にもう一歩/乳房に潜む欲情/母親としての乳房/大人の性愛/乳房を母と見る幼児性

巻5 多彩な性愛のヴァリエーション―色事百般なんでもあり
さまざまな性愛の姿/フェラチオと肛門性交/性の指南書『枕文庫』/獣交婚図の奇抜さ/性行為のコレクション・マニア

第2部 江戸人の性風俗
巻6 江戸の女と若衆狂い
江戸初期の男色の形/「女にとっての女」の意味/曖昧な性差/女の若衆好み/「かわいい」という価値基準/狙われる若衆/女たちが手に入れた「女装の男」/ほの見える男への敵意/男を拒絶する女の意識

巻7 性愛を演出する最新ファッション
着衣の交合図/衣装を演出する多彩な情景/着物で表す女の身体/春画はファッション情報誌/最新ファッションを着る男女/肉体と衣装との融合

巻8 都市風俗としての<夜這い>
障害を意識した行為、夜這い
・夜這いの相手 1 人妻/浮気はあっても不倫はない江戸時代
・夜這いの相手 2 後家/浮気は騒ぎ立てるほうが悪い
・夜這いの相手 3 娘/男同士の鉢合せ/もてる男に夜這いは不要?/一人寝をしない娘たち
・夜這いの相手 4 女中/人違いの悲喜劇/女中に手をつける旦那/好色な相模女/男は仕掛け、女は誘う/日本人の性意識の一典型

巻9 色を売る―江戸の遊里考
・江戸の遊里 1 吉原の遊女/遊女の本音を描く春画/遊女と間夫との描かれ方/金持息子のなれの果/危険な要素となる笑い/遊女と間夫の行く末
・江戸の遊里 2 品川の遊女/気楽な遊所の雰囲気/品川遊女の飾らぬ習性
・江戸の遊里 3 深川の遊女/客層はお店者/吉原にない遊びの気分/遊女相手の客の鉄則
・江戸の遊里 4 深川芸者/芸者が「転ぶ」/振袖を着る年増芸者

あとがき
歴史新書版・あとがき

資料1 本書に登場するおもな画師たちの生没年
資料2 本の形
資料3 本のサイズ
資料4 版画のサイズ
資料5 色と摺りの形式

本書に登場するおもな絵画資料
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