書 名NHKニッポン戦後サブカルチャー史
著 編宮沢章夫 [編集]「ニッポン戦後サブカルチャー史」制作班
協 力
出 版NHK出版
発行日2014年10月10日
発行地東京
定 価1800
たてcm21
よこcm15
備考
ISBN978-4-14-081650-9
内容
[目次]
NHK「ニッポン戦後サブカルチャー史」制作班より サブカルチャーは選択科目か、自由研究か?

序章 サブカルチャーとは何か
「サブカルチャー」の初出
十年ごとに区切る
ヨーロッパ=上位文化
「いい声」問題
ザイールのポリフォニーは「いい声」か
ヨーロッパとそれ以外の国
「上位/下位」を逆手に取る

第一章 五〇年代にサブカルチャーの萌芽を見る
第一の戦後と第二の戦後
アメリカ人と東京の街
エルヴィスとロックンロール
一九五六年の世界―ニューレフトの萌芽
ビートニクの文学者 1 アレン・ギンズバーグ
価値のあり方は固定的ではない
ノイズの排除
ビートニクの文学者 2 ウィリアム・バロウズ
バロウズの「カットアップ」
ビートニクの文学者 3 ジャク・ケルアック
「旅」という思想
石原慎太郎と太陽族
毒、もしくはまれびと

第二章 六〇年代の表現者たち 大島渚、新宿、『カムイ伝』
大島渚とヌーヴェル・ヴァーグ
大島渚デビュー
大島渚は何を撮ったのか
安保闘争から学生運動へ
大島渚の演出
問題作、『日本の夜と霧』
世界的映画作家
文化発信地、新宿
二流の盛り場
新宿・紀伊國屋書店と建築家・前川國男
ヴィレッジ・ヴァンガード
葛井欣士郎とアートシアター新宿文化
アングラ劇場と非正規雇用
唐十郎という演劇人
新宿騒乱
『カムイ伝』の衝撃
『カムイ伝』と対称性思考
生態系と物語
時代が描かせた『カムイ伝』
六〇年代の表現者が求めたもの

第三章 極私的、七〇年代雑誌・音楽変遷史
『新宿プレイマップ』から『宝島』へ
『ホール・アース・カタログ』の衝撃
「情報はタダ」―デジタル・ヒッピーの思想
音楽もタダになる?
ヒッピーカルチャーが今につながっている
『宝島』と『POPEYE』
情報化社会と『ぴあ』
ラジオが深夜放送から変わった
「帰って来たヨッパライ」のあまりにも有名な話
ラジオの力
伝説のアナウンサー、林美雄
林美雄と日活ロマンポルノ
パニックインミュージック聴取者連合
林美雄の復活
最終回、空白の三分一六秒
探偵、林美雄
林美雄の周りに集まったミュージシャン
はっぴいえんど人脈、開花
大瀧詠一の「音楽への思考」
転回点の年―パンクの登場
日本のロックと「ギンガム」
なぜ、はっぴいえんどなのか
七〇年代、とりあえずのまとめ

第四章 セゾンとYMOで八〇年代を語る
西武セゾングループと堤清二
『ポスト消費社会のゆくえ』
堤清二の語る渋谷
「おいしい生活。」
堤流文化戦略
堤清二が遺したもの
ますます変化する渋谷
渋谷を歩いてみる
演劇の街・下北沢
三角形で考える
「明治通り史観」
YMOの人脈
やっぱり、はっぴいえんど
クラフトワークの衝撃
曲を評価するときの基準が、ドラマー
「テクノ」という考え方

第五章 「サブカル」の出現と岡崎京子
八〇年代が終わった実感
アルカイックなものへの回帰
悪趣味が噴出する
サブカルチャーからサブカルへ
「ディストピアとしての東京」
岡崎京子『リバーズ・エッジ』
秋葉原と六本木と高円寺
遊園地再生事業団、旗揚げ
平田オリザのこと
二つの方向。そしてセカイ系
受け手がつくりはじめた

第六章 それぞれのサブカルチャー
宮沢コンピューター史
サブカルチャー的な存在としてのMac
ブログ、SNS、iPhone
リツイートだけではだめ
日本をリサーチするアメリカ
寄りかかるな!
音楽のテストで一〇〇点を取った

NHK「ニッポン戦後サブカルチャー史」制作班より 愛と幻想の「不思議の国」の物語

主要参考文献

サブカルチャーの履歴書 1945-2014
105162