書 名まんが学特講 目からウロコの戦後まんが史
著 編みなもと太郎/大塚英志
協 力
出 版[発行]角川学芸出版 [発売]角川グループパブリッシング
発行日2010年7月20日
発行地東京
定 価2800
たてcm21
よこcm15
備考
ISBN978-4-04-621446-1
内容
[目次]
はじめに

Introduction なぜ『ホモホモ7』は衝撃的な作品なのか?
まんが観を大転換させた『ホモホモ7』
『ホモホモ7』は「描き方」に対する反乱だった
天皇と花札が「マガジン」ではNG
みなもと太郎の貸本劇画体験
さいとう・たかをの格好よさ
平田弘史におけるギャグの感性
貸本劇画が無ければ『ホモホモ7』は無かった
『超人ロック』と二十四年組
矢代まさこと新城さち子
みなもと先生は「セクシー」をやった
少年まんがで最初にコンドームとタンポンを描いた
ギャグまんがは壊すもの

Part 1 まんがにとって「リアル」とは何か?
第1章 ペンタッチはいつから無くなったのか?
手塚治虫にペンタッチは無かった?
貸本劇画からペンタッチが出てくる
ペンタッチがあった時代の方が特殊だった?
真似たい絵と真似られる絵
トキワ荘系のペンタッチの違い
『巨人の星』のペンタッチは気になるか?

第2章 アニメとまんが―ディズニー世代とアトム世代のギャップ
アニメの「アトム」は動いていない。まんがの『アトム』は動いている
手塚治虫はいつ、まんが的な演出を獲得したのか?
コマを割るのが下手な世代
フルアニメの動きは気持ち悪い
今はまんが家が絵描きになっている

第3章 まんがにおける「リアル」とは何か?
手塚治虫のリアリズム意識
敗戦国のみが知るリアリズム
まんが中に「現物」が入ることへの抵抗感
虚構の世界の中のリアリティが変わった
今の「リアル」を笑い飛ばさなきゃいけない

Part 2 トキワ荘・二十四年組史観が語らないまんが史
第1章 劇画の起源は少女まんがにあった?
さいとう・たかをは少女まんがを描きたかった
「いいムード」と劇画的内面表現
「オドリバッタ」と「山嵐」
美少年の起源―岩田専太郎と高畠華宵

第2章 入門書から見るまんが史―戦前から現在まで
戦前のまんが入門書を読む
出入りの芸人さんがくれた通信教育のテキスト
戦時下のまんがはリアリズム重視に
戦後のまんが家志望者のバイブル「漫画読本」
まんがにおける「格好いい」の生みの親は?
さいとう・たかをと映画的手法

第3章 紙芝居と貸本作家
貸本まんが家は紙芝居出身だった
「投稿デビュー」は「漫画少年」から始まった
街頭紙芝居はいつからあったのか
「鬼太郎」には三人の作者がいる
寄席芸としてのまんが
まんが家の徒弟制度

Part 3 人はいかにしてまんが家となるのか?
第1章 一九七〇年代・戦後まんがの転換期
昭和四十年を境にまんがは変わった
戦争でズタズタにされた人間形成小説
大阪万博とビジュアル化
昭和四十年代の大転換からみなもと太郎は出てきた
みなもと太郎の原稿料
美しいものが汚いという時代が来た
三頭身ユーモアから劇画ギャグへ
「二枚目」像の変遷―姿三四郎とデヴィッド・ボウイとヨン様
山口百恵と「萌えキャラ」への抵抗

第2章 暗い「少年マガジン」とノーテンキな「無責任主義」
一九七〇年代の「少年マガジン」の暗さ
『デビルマン』は露悪趣味の軌道修正だった
滝田ゆうにも影響を与えた植木等の「スーダラ」
一線を守り続けたために長寿な『ゴルゴ』
月刊まんが雑誌がなくなっていった

第3章 今もまんが家は戦っている
西谷祥子の時代
少女まんがと文学
少女まんが家たちの闘争
あの時代のことを伝えておかなきゃならない
手塚治虫の本当の新しさ

あとがき
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