書 名美味しんぼ「鼻血問題」に答える
著 編雁屋哲
協 力
出 版遊幻舎
発行日2015年2月10日
発行地
定 価1400
たてcm19
よこcm14
備考
ISBN978-4-9903019-8-9
内容
[目次]
第1章 なぜ、私はこの本を書いたのか
国家に反逆した、極悪人の扱い
常軌を逸した抗議の電話
私が「沈黙」を選んだ理由
「鼻血問題」の論点を整理してみる

第2章 安全の定義
安全とは何か
安全と安心の違い
結論

第3章 「鼻血問題」への反論
1 環境省のだまし技
国が出ている公式の見解
「考えられない」とは何事か
野党時代の自民党議員は偉かった
政治家にとって鼻血は「道具」なのだ
福島で人々が浴びている放射線とは
線量計の数値がころころ変わるのはなぜか
「鼻血を出す子が多かった」という事実

2 どうして鼻血は出たのか
すべての人が鼻血を出すわけではない
放射線の強さは線源と人体との距離で変わる
「X線照射で鼻血は出ない」説の盲点
福島の環境なら、鼻血は出る
たかが鼻血、と侮っていいのか

3 本当に「風評被害」なのか
私は体験した事実を書いただけだ
安倍首相のパフォーマンスこそ「風評」
風評被害、という言葉の害

第4章 福島を歩く
1 福島への思い
人生で味わった最高の桃
私が体験した、かけがえのない思い出とは
胸にしみこむような福島弁の美しさ
「日本全県味巡り」についての後悔
あの元気溌剌だった料理人が
風評被害と戦ってきたのは、私だ

2 これが福島の現実だ
捕った魚を出荷できない「宝の海」
世界に嘘をついた安倍首相
海に入ることさえ禁じられた砂浜
福島の海をけがし続ける大量の汚染水
有機農法が抱えるジレンマ
原発に反対したら、危険人物
大臣が「ゴーストタウン」といった町
地域を分断した「特定避難勧奨地点」
原因を究明せずに対策だけ講じるのが、この国
後悔されていないストロンチウムの情報
ベラルーシにあって日本にはない汚染地図

3 福島の人の辛さ
米作り名人は語る
セシウムを押さえこんだ「福島の土」
何もしなかった場合の、厳然たる事実
ゼオライトは確かにセシウムを抑えていた
ゼオライトを入れると米の味が落ちる
風評を信じて買わない消費者は加害者か
福島の土壌汚染の深刻さ
放射能が残る田んぼに入る恐怖
「先祖伝来の土地」という決まり文句
恐怖のセイタカアワダチソウ取り
イノシシ天国になった田んぼ
安全でも食べられない、という矛盾
高い線量の中で普通の生活を送っていいのか

第5章 福島第一原発を見る
1 「汚染のない」町と「人がいてはいけない」町
料理人・野ア洋光さんのすごさ
野アさんの原点、ともいうべき古殿町
古殿町の郷土料理を味わう
まさかの事実
「マスクを付けない」役場の人たち
線量がどんどん上がる「魔の部屋」
攻撃的な牛の群れは何を物語るのか

2 福島第一原発の実態
命懸けで仕事を続ける作業員たち
あまりに安易な、汚染水タンク
地面の底にビニールシートを敷いた貯水槽
何もかも「応急処置」でしかない

第6章 内部被曝と低線量被曝について
1 内部被曝の安全基準は果たして正しいのか
肥田舜太郎先生の重い言葉
一過性で済まないのが「内部被曝」
ベーター線の測定に国が乗り出さないのはなぜか
「紙一枚で止まる」アルファー線の怖さ
放射線はなぜ怖いのか、そのメカニズム
傷ついたDNAが修復される、と唱える専門家
鼻血問題を無視するのは「科学的」な態度か
ICRPを信じてはいけない
大雑把すぎるICRPの計算方法

2 もう一つの脅威、低線量被曝
「年間20ミリシーベルト以下」という謎
福島の人たちはなぜ怒らないのか
高線量より怖い「低線量被曝」とは
放射線が作り出すフリー・ラジカル
ペロカウ効果に対する反対意見
私が鼻血を出した原因がわかった
「訳のわからない疲労感」も説明がつく
アメリカで行われた乳がん死亡率調査の驚き

第7章 福島の人たちよ、逃げる勇気を
原稿を書き進める中での葛藤
真実を語るのが、私の生き方
福島を応援すればそれでいいのか
私が最後に伝えたいこと

付記
あとがき
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