書 名児童文化の現代史
著 編菅忠道
協 力
出 版大月書店
発行日1968年9月10日
発行地東京
定 価1500
たてcm21
よこcm15
備考
内容
[目次]
序論
マス・コミ時代の児童文化
一 問題の所在
(1)子どもを育てる文化とゆがめる文化
(2)歴史の状況
(3)マス・コミ文化の功罪論
二 現代の状況と問題点
(1)児童マス・コミ文化をめぐって
(2)とくに再軍備政策に関連して
三 対策と指導の方向
(1)ゆがめる文化をめぐって
(2)育てる文化をめぐって

第1期
1 展望 民主的児童文化の復活と児童文化反動
一 焼土のなかから(敗戦から二・一ストごろまで)
(1)戦後の混乱
(2)児童文化の民主化
(3)子ども会
二 二つの道(一九四八年末のころまで)
(1)ヤミとインフレ
(2)文化の荒廃
(3)民主主義的児童文化
三 逆コース風潮(朝鮮戦争を経て講和条約の発効ごろまで)
(1)子どもをめぐる植民地化の進展
(2)児童文化の反ソ反共的傾向
(3)民主的・文化的児童雑誌の消滅
(4)児童文化の退廃と反動化
(5)子どもをめぐる“戦争と平和”
2 戦後のマス・コミと児童漫画(1)
一 まえがき
二 戦前・戦中の児童漫画
三 児童漫画・絵物語の復活
3 児童文化反動に抗して
一 児童出版における文化反動
二 非文化性と反動性
三 民主的児童文化運動の任務
4 「わるい読物」の問題
一 人気のある漫画をめぐって
二 児童問題としての「わるい読物」

第2期
1 展望 教育の反動化と児童娯楽マス・コミ
一 講和条約と基地日本
二 子どもの文化を守る運動
三 日本の軍国主義復活の発展
四 不良文化財の統制問題
五 子どもを守る国民運動の発展
2 戦後のマス・コミと児童漫画(2)
一 「死のゲーム」日本版
二 マス・コミの立体化と児童漫画
3 悪書とのたたかい
一 子どもの読書生活の環境・条件
二 悪書追放運動の反響
三 悪書追放運動の二面性
四 子どもの読書生活の展望
4 子どもと娯楽マス・コミ
一 娯楽マス・コミの影響とは?
二 「カッコがいい」ということ
三 気分・思想の感染
四 娯楽マス・コミ論をめぐって
5 娯楽マス・コミと児童文化
一 児童文化の危機
二 娯楽マス・コミの立体化
三 ゆがみの深化
四 対策のために

第3期
1 展望 新安保体制下の児童文化
一 国づくり政策と子どもたち
二 人づくり政策と子どもたち
三 激化する高度経済成長政策の矛盾
四 戦争政策と子どもたち
2 児童雑誌の再編成と問題点
一 児童雑誌の再編成
(1)月刊児童雑誌の極度の売れゆき不振
(2)週刊児童誌の進出
(3)学習雑誌をめぐる動向
(4)よい雑誌を求める動き
二 週刊児童雑誌の進出をめぐって
(1)児童週刊誌の様相
(2)戦争宣伝の成果
3 児童週刊誌の発展
一 読者と児童週刊誌
(1)児童週刊誌の講読状況
(2)児童週刊誌を買う理由
二 児童週刊誌の動向
(1)児童週刊誌の主要な内容
(2)マス・コミの立体化と児童週刊誌
(3)少女週刊誌の動向
4 子どもをめぐる「戦争と平和」
一 子どもの生活と「戦争」
(1)子どもの生活で日常化した「戦争」
(2)どうして戦争ものが好きになったか
二 マス・コミに現われた戦争もの
(1)ぞくぞくとテレビ化される戦争漫画
(2)暴力・残虐・流血と「戦争」とのつながり
三 子どもの戦争観・平和観
(1)子どもをねらう自衛隊
(2)マス・コミの戦争ものをどう受けとっているか
(3)戦争もののどういうところがおもしろいか
(4)戦争ものは大好きだが戦争へは行きたくない
(5)正しい戦争観と平和観のありかた
5 子どもをめぐる性文化
一 安定ムードの中の露出的傾向
二 性教育に弱いおとなの悩み
三 世代の差が現われた作品の評価
四 私たちが考えねばならぬこと
6 いわゆる“現代っ子”とマス・コミ児童文化
一 マス・コミの発展と児童文化の退廃
二 マス・コミと児童文化の軍国主義化
三 マス・コミが飼育した“現代っ子”
四 マス・コミ児童文化の様相
五 子どもをゆがめる児童文化
7 現代の子どもをゆがめる文化状況と問題点
一 大衆社会状況と子どもたち
二 消費ムードの中の子ども
三 おしゃれムード
四 「カッコいいもの」「イカスもの」
五 カッコいい戦争
六 「調子いいもの」
七 “現代っ子”をどう見るか
8 児童文化の退廃と軍国主義化
一 児童文化のありかたをめぐって
二 児童文化の軍国主義化
三 児童文化の退廃化

結びにかえて
一 マス・コミ児童文化の現状
(1)権力とマス・コミ機構をめぐって
(2)マス・コミ児童文化の諸相をめぐって
二 当面の運動の課題
(1)「あかつき戦闘隊大懸賞」問題
(2)大衆運動から学んだ教訓

戦後児童文化年表
102091