書 名はじめての宗教学『風の谷のナウシカ』を読み解く
著 編正木晃
協 力
出 版春秋社
発行日2001年6月30日
発行地東京
定 価1800
たてcm20
よこcm14
備考
ISBN4-393-20301-1
内容
[目次]
はしがき

プロローグ
--宗教学?
--アニメーション
--アニミズム

第1章 物語
語り部
--ヨーロッパ最古の文学作品『オデュッセイアー』
--叙事詩
--語り部
予言
--予言と予言者
--預言と預言者
--セム系一神教(ユダヤ教・キリスト教・イスラム教)
シャーマン
--シャーマニズムと神秘体験
--夢

--風の本質
--呼吸=生命エネルギー
--虫笛
--四大要素

--道教
--老子
--女性エネルギー
--水と女性
小さなまとめ―宗教学の可能性

第2章 聖処女・童子王・トリックスター
ナウシカの秘密
--聖なる処女
--卑弥呼と斎宮
--禁欲のメカニズム
--恐るべき子供たち
--大地母神ナウシカ
王蟲の秘密
--童子王
--童子の霊力
--童子八幡神
--御生れの思想
--稚児信仰
トリックスター
--中間性の魔術
--トリックスター
--美少年愛の世界
--同性愛と成仏
--地蔵信仰
--水子供養
小さなまとめ―性と宗教

第3章 美女と野獣
美女と野獣
--異類婚姻譚
--義経と弁慶
--殉死の真実
暴走する王蟲
--明治天皇と西郷隆盛
--暴走する王蟲・暴走する近代天皇制
小さなまとめ―ナウシカと王蟲を結ぶもの

第4章 霊性の図像学―キリスト教世界
色のシンボリズム
--図像学
--ナウシカの服の色と王蟲の目の色
--青の神秘
キリスト教の色彩学
--キリスト教の青
--聖母マリアの服の色
--黒の意味・赤の意味
--むつみ合う青と赤
--自己主張する赤
--神から人へ
--ヨハネの黙示録
--色の両義性
小さなまとめ―色の神秘

第5章 愛と死の色彩学―インド的世界
金の世界
--仏教の色
--最高の聖性
--金の人気の秘密
--永遠の生命
青の世界
--青い不動明王
--反転する青の価値
--クリシュナ(青黒)
--『マハーバーラタ』
--『バガヴァッドギーター』
赤の世界
--赤は愛欲の色
--仏教のキューピッド
--元祖メロドラマ『愛染かつら』
--恐怖の愛の女神
--猛悪な女たち=ダーキニー
愛と死の色
--性的パートナー
--ダーキニーの末裔たち
--抱き合う青と赤
--秘密仏
小さなまとめ―混沌と両義性の宗教学

第6章 樹木の思想
ナウシカ的世界
--樹木の存在感
--腐海
--基本設定
菌類の世界
--菌類の世界
--南方熊楠
--粘菌とエコロジー
貴種流離譚
--柳田邦男
--折口信夫
--まれびと
--貴種流離譚
火と破壊
--火の恐怖
--死と破壊のトリニティ(三位一体)
--地・水・火・風と樹木
陰陽五行
--五行説
--陰陽
--陰陽五行説
--太極図
エクソシスト空海
--讖緯説と宿曜道
--陰陽道
--エクソシスト空海
小さなまとめ―未来への道
エピローグ―共死共生の思想

付録 宗教的な智恵とエコロジー
第1章 エコロジー思想の歴史
1 歴史的エコロジー(1945年以前)
生態学とエネルギー経済
エコロジー以前
生態学の誕生
エネルギー経済学の誕生
20世紀初頭のエコロジー

2 現代エコロジー
再出発するエコロジー
『沈黙の春』の衝撃
キリスト教批判
70年代のエコロジー
第三世界の環境破壊
ディープ・エコロジー
保存か保全か
ガイアとエコフェミニズム
虚妄のエコロジー
緑の党
『世界自然憲章』
90年代のエコロジー

第2章 宗教とエコロジー
1 エコロジーの原理
(1)自然観―神・人間・自然の関係
(2)環境をどう考えるか
(3)自然と人間の連続性

2 歴史的現実
(1)森林破壊
(2)近代化と宗教
(3)人権と環境

まとめ

「あとがき」にかえて
102027