書 名私の居場所はどこにあるの? 少女マンガが映す心のかたち
著 編藤本由香里
協 力
出 版朝日新聞出版
発行日2008年6月30日
発行地東京
定 価900
たてcm15
よこcm11
備考
ISBN978-4-02-261538-1 朝日文庫
1998年3月に学陽書房より観光された同名書の文庫版
内容
[目次]
はしがき
文庫版まえがき

1
◆恋愛―恋愛という罠
はじめに/恋愛は家庭を志向する/愛って、こんなに激しいものなの!?/愛の深さが勝利を決める/「恋愛という罠」/自由が好き−。人生が好き−。/縛ること、縛らないこと/恋愛のリアリズム

◆性描写―ことほどかように
ベッドシーンは大家だけの特権だった/生涯でただひとりの人と…/性へのおそれと強姦/合言葉は「バージン」/男たちがリアルになった/新しい関係のあり方/深海魚のつぶやき

◆成熟―オトナになった少女マンガ
『おいしい関係』と少女マンガのルール/「運命の恋」から独自なかかわりへ/掟破りのヴァージンブレイク/「世界は私が決めて、私がまわす」/現実と切り結ぶ女たち

2
◆家族―「明るい家庭のつくり方」
「ささやかな家庭のシアワセ」って何?/みんなで楽しい夕ごはん/ヒジョーシキな親としっかりした子ども/家庭像の変遷/「自由で創造的な」父子家庭/「あいつらだって生きてんだからさ!」/ホームレスチャイルドのゆくえ/さら地に立つ

◆居場所―あなたのための場所
居場所を探して/比較と選別/再定義される家族

◆時間―“閉じられた季節”の向こう側
NEW-TYPEの『カトレアな女達』/美しかった私の髪…/年女三人寄れば…『ルームメイツ』/女たちの可能性

3
◆トランスジェンダー―女の両性具有、男の半陰陽
それは、宝塚からはじまった/男装の少女―蛹から蝶へ/女装する美少年/女の性と少年愛/拒絶される愛−少年愛の達成したもの/そして多型倒錯へ/二極の振り子−男性誌の場合/暗き半音−異形のアンドロギュヌス/異性愛という最後の壁

◆レズビアン―女であることを愛せるか
あるレズピアニストとの会話/レズビアンものの暗い結末/真紅の薔薇と砂糖菓子/現実の檻/『アプローズ』−空気の広がり/夜に咲く花/女という浸透圧

◆女性愛―時代は明るいレズビアン
女どうしの新しいふれあい/「少女」マンガでもレズビアン全盛/セーラームーンの時代/男たちの闘い、女たちの闘い

4
◆社会―お仕事!
“才能”でもなく“センス”でもなく/わたしの中に眠っている何か/女であるハンディ/指導者からパートナーへ/組織の中の仕事/それからの「OL仕事コミック」/女が働く、男が働く

◆組織―女性総合職、逆転ホームラン?
超氷河期の中で/女の頭にあるのは権利と夢だけ?/不幸なキャリアウーマンと幸福な主婦?/新しいヒロイン像/仕事の本質と組織のバランス/経営者の条件/「周辺」に吹く新しい風

5
◆生殖―生殖からの逃走、あるいは世界の再生
滅びゆく夢/マージナル・男ばかりの不毛の地/子宮の見る夢…/生殖からの逃走−生命は同じ夢を見る/シャーマン、そして単身者/惑星を継ぐ者

◆生命―緑への意志
優しい罰/続いていく生命/変容する意識

◆進化―存在の変容へ
感情の原形/“超微弱コミュニケーション”の時代/闘う少女たち/人のかたち/溶け合う自己―存在の変容へ/生命の始原へ/永遠の回帰、世界の存在

あとがき
文庫版あとがき

解説 / 三浦しをん
102020