書 名趣都の誕生 萌える都市アキハバラ 増補版
著 編森川嘉一郎
協 力
出 版幻冬舎
発行日2008年12月5日
発行地東京
定 価648
たてcm16
よこcm11
備考
ISBN978-4-344-41232-3 幻冬舎文庫
2003年2月に幻冬舎より刊行された『趣都の誕生 萌える都市アキハバラ』に加筆したもの。
内容
[目次]
口絵 趣都への案内
英文シノプシス

序章 萌える都市
「萌える」ことを知る人、知らない人
趣味を主張する言葉の発生
パソコンと「萌え」との関係
趣味の階層構造とオタク差別
秋葉原へ

第1章 オタク街化する秋葉原
家族連れの街からオタクの街へ:人格偏在のプロセス
立体化される趣味嗜好:ガレージキットという商品
「パソコン発祥の地」を塗り替えるオタク系専門店
秋葉原へ向かう特需:エヴァンゲリオンが告げた福音
建築化されるオタク趣味の構造
アメリカが介在した秋葉原電器街の発生
インターネットを模倣し始めた現実の場所
個室が都市空間へと延長する

第2章 なぜパソコンマニアはアニメ絵の美少女を好むのか―オタク趣味の構造―
ITとオタク産業の関係
ソウルにおけるオタク系専門店の盛衰
性的対象としてのアニメ絵
ディズニーによるヨーロッパ童話の無菌化
ディズニーへの性と暴力の注入
手塚による「セル画肌」の発見
コミックマーケットという前衛
アメリカ文化としてのパソコン
自衛隊とオタク

第3章 なぜ家電はキャラクター商品と交替したか―<未来>の喪失が生んだ聖地―
1 ラブコメ都市東京―マンガが描く現代の<華の都>
都市とマンガの関係
いくつかの<東京>を蘇生させる試み
半径1キロメートルの日常と化した東京
ラブコメ都市東京
イニシエーション都市東京

2 万博が描いていた未来の建築デザイン
モニュメントから装置化空間へ
クリスタル・パレスをめぐる論争
前衛の撤退

3 サティアンという聖堂
サティアンをめぐる言説
サティアンのデザイン戦略
オタクの空間感覚

第4章 なぜ<趣味>が都市を変える力になりつつあるのか―技術の個人化が起こす革命―
1 航空機デザインの考現学
小学生の絵が施される二〇〇億円の機体
日の丸に取って代わるミッキーマウス
プロのデザインを圧す子供作品
異形化する戦闘機
超音速旅客機計画の失速
SF映画の宇宙船のデザインにみる技術観の変化

2アマチュア・スターの出現―『月姫』と『ほしのこえ』にみる同人作品の台頭
技術革新の必然か、英雄的な達成か
同人作品の二次出版が一般書店に流通するという逆転
非社会化を指向する技術観

第5章 趣都の誕生
未来都市のモデルの変遷
コマーシャリズムと共犯する建築家たち
ジェンダーと都市
「官」→「民」→「個」
飛び火するオタク街化
未来への遡行

増補:第6章 趣味の対立
再開発の政治学
『電車男』とメイド喫茶
アキバブームの舞台裏
秋葉原通り魔事件
趣味の対立

旧版のあとがき
文庫版のあとがき
参考文献

解説―建築としての少女、あるいは再帰的都市 斎藤環
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