書 名キャラクター精神分析 マンガ・文学・日本人
著 編斎藤環
協 力
出 版筑摩書房
発行日2014年11月10日
発行地東京
定 価820
たてcm15
よこcm11
備考
ISBN978-4-480-43226-1
ちくま文庫
2011年3月に筑摩書房双書Zeroより刊行。
内容
[目次]
はじめに
キャラとは何か/キャラという言葉の起源

第1章 「キャラ」化する若者たち
教室空間における「キャラ」/起源としての「じぶん探し系」/いじめ小説における「キャラ」/キャラはいかにして浸透したか/「キャラ」はいかなる機能を持つか/「キャラの再帰性」は何をもたらすか/「匿名性」とキャラ

第2章 「キャラ」の精神医学
「キャラ」の精神医学/キャラの一つの身体

第3章 「キャラ」の記号論
キャラ=文字/隠喩的キャラ、換喩的キャラ/「キャラ」と欠如/「かわいい」無表情

第4章 漫画におけるキャラクター論
キャラクターの定義/キャラとキャラクター/「感情」のメディア/マンガにおける「顔」/「顔」の描写の変遷/「まなざし」の機能/マンガ表現の重層性/“仮想五感”を刺激する

第5章 小説におけるキャラクター論
キャラクターと「物語」/大塚英志―キャラクターをいかに「作る」か/新城カズマ―ストーリーは「一つ」ではない/清涼院流水のDID小説/西尾維新―小説のシステムとは何か/“キャラ”は「換喩」である

第6章 アートとキャラの関係性について
アートにおけるキャラの例/村上隆の功罪/「スーパーフラット」とは何か/コンテクスト/キャラクター=フォント戦略

第7章 キャラの生成力
偽春菜問題/初音ミク現象?/せんとくん騒動の本質/ネット上のキャラクターたち/擬人化の問題/キャラクター消費の次元―AKB48

第8章 キャラ“萌え”の審級―キャラクターとセクシュアリティ
「萌え」の定義をめぐって/萌えはフェティシズムか/リアリティとコミュニケーション/キャラクター化の磁場/萌えと「ロリコン」/「アキハバラ」の再帰性/<未来>の喪失/「おたく」的都市論

第9章 虚構としてのキャラクター論
データベース理論/キャラの三界/ゲーム的リアリズム/「データベース」から/同一性のコンテクスト/キャラのまなざし/セカイ系/ラメラスケイプ

第10章 キャラクターとは何か
キャラ化された精神分析的基体―日本文化とキャラ/「同一性」のコンテクスト?/キャラからみた「人間の条件」/“同一性”の起源/それ自身と同一の/キャラか、あるいは人間か

参考文献
あとがき
文庫版のためのあとがき
解説 「キャラクター」という能力 岡ア乾二郎
101795