書 名世界コミックスの想像力 グラフィック・ノヴェルの冒険
著 編小野耕世
協 力
出 版青土社
発行日2011年5月13日
発行地東京
定 価2600
たてcm20
よこcm14
備考
ISBN978-4-7917-6600-0
内容
[目次]
五〇歳からのオデッセイ
D・マッツーケーリの『アステリオス・ポリープ』
生れそこなった胎児が語る ドッペルゲンガーの幻影に追われて エゴイストたちの群れ

移民たちの時間
S・タンの『到着した人』
ピーター・ケアリーの『日本勘ちがい旅行』 出発の地、到着の場所 ニューヨーク風景が触発する 新しいことばとイメージの作りかた

氷原を走る黒い影
M・ムースの『フランケンシュタイン』
バットマン、<怪物>となる 世界文芸の二一世紀グラフィック・ノヴェル版 『物体X』とフリードリッヒの風景

九・五歳の女の子の冒険
M・ロスカの『ホロー・フィールズ』
<マンガ>はだれのものか マッド・サイエンティスト養成学校 動く人形のようなひとたち

解体再生されたヒーロー
R・マクガイアの『ポパイとオリーブ』
人体解剖学に反して 「アリー・ウープ」から「化石人間」へ ポパイとはなにか

トランスフォーマーを夢見て
G・L・ヤンの『アメリカ生まれの中国人』
天上界のパーティにて チンキーの登場 ついにチンキーと対決

メカ生命体で遊ぼう
Y・タイユフェールの『ITO』
光合成にいそしむミクロの人たち ロバート・クラムに再会する うごめき増殖するITO族

俗悪コミックスが再浮上する
マニウスの『ネクロン』
三〇世紀の妖婦ミレディと『スターウォーズ』 女性版『フランケンシュタイン』の登場 美女と怪物の道行き

八歳の女の子が町を仕切る
J・スタンリーの『ルルーちゃん』
ロリポップをなめる少女 男の子だけのクラブハウス 秘密基地と即席のおとぎばなし

ホラー・コミックスの生理感覚
C・バーンズの『ブラック・ホール』
日野啓三氏の思い出 楳図かずおはファン・ゴッホである 高校生世代の不安心理を描く 彼らをめぐる風景

ブロンド女性に惹かれる男
A・トミーネの『弱点』
人びとの日常の観察者 カリフォルニアのコミュニティにて みながニューヨークをめざす

「かわいい」と「ブラック・ユーモア」のはざまで
L・トロンダイムの『遠くに見えるぼくの影』
私はミニマリスト 本屋の息子 次の作品は『日本旅行記』だよ

「老い」を生きていく時間と記憶
P・ロカの『しわ』
老人ホームにはいる日 記憶と妄想 空白の二ページ

アヴァンギャルドから子どもマンガへ
A・スピーゲルマンの『ブレイクダウンズ』
『ニューヨーカー』編集部にて 古典コミックスの再興 増殖していく自分 ポール・オースターによるコミックス

次元漂流する絵画泥棒
J・スミスの『ラズル』
本がなくなる日? 『ボーン』から『ラズル』へ マッド・サイエンティストと海軍

無限の庭園をさまよう男たち
横山裕一の『NIWA』
『マリオのテロ生活』 『よっちゃんの勉強漫画』 『ナバロンの要塞』

あとがき
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