書 名まんがはいかにして映画になろうとしたか 映画的手法の研究
著 編[編著]大塚英志
協 力
出 版NTT出版
発行日2012年2月29日
発行地東京
定 価2600
たてcm21
よこcm15
備考
ISBN978-4-7571-4281-7
内容
[目次]
はじめに―「映画的手法」をめぐる三つの視座

第1章 「映画的」とは何か―戦時下の映画批評と「日本的」であることをめぐって 大塚英志
1 新旧『新宝島』と二つの映画的手法
2 モンタージュ化する文学
3 反復される大正アバンギャルド
4 「伝統」とモンタージュ論の接合
5 ロマンチック・メカニズムという問題
6 表現の「科学的綜合」としての手塚まんが

第2章 まんがと映画(線と面、そして接合)―石森章太郎『HOTEL』への助走 橋本英治
1 歴史上の証言
2 まんがを考えるために・単位とは何か
2.1 記号学の成果
2.2 映画の場合(単位とその連続)
2.3 まんがの場合(単位とその連続)
3 単位とモンタージュ
3.1 映画の教え
3.2 クレショフの実験
3.3 まんがとモンタージュ
3.4 まんがの構造
4 石森章太郎の豹変『HOTEL』
4.1 イベント駆動型
4.2 小津安二郎の不在
4.3 平坦な物語への意思

第3章 石森章太郎におけるまんがと映画の横断 山本忠宏
1 まんがと映画
1.1 まんがと映画
1.2 コンティニュイティ
2 『忍者武芸帳』
2.1 大島渚の変換作業
3 『仮面ライダー』
3.1 「監督」石森章太郎
3.2 石森と大島のパラドックス
4 連続と衝突
4.1 ネームと絵コンテ
4.2 絵コンテ萬画
4.3 石森の連続性
5 物語と方法
5.1 浦沢直樹における映画
5.2 読めないまんが
6 石森章太郎におけるまんがと映画
6.1 まんが表現のオルタナティブ

第4章 『龍神沼』における映画的手法について 泉政文
1 石森章太郎『龍神沼』を題材として
2 映画絵コンテへの翻訳
3 石森にとっての「映画的手法」とは?
3.1 コンティニュイティ編集―アクションライン
3.2 モンタージュ編集―クロス・カッティングと共示的背景の使用

第5章 韓国SF漫画『ライパイ』の映画的手法に関する考察 尹性
1 序論
2 韓国漫画事情―近代から一九六〇年代初頭まで
2.1 日本統治下で始まった韓国近代漫画
2.2 朝鮮戦争後から軍部政権前までの韓国漫画の発展可能性について
3 漫画家金珊瑚と漫画『ライパイ』
3.1 金珊瑚(キム・サンホ)
3.2 SF漫画としての『ライパイ』とその物語
3.3 主人公「ライパイ」の位置付け
4 『ライパイ』における映画的手法
5 『ライパイ』のアメリカン・コミック的な表現
5.1 大ゴマによる漫画表現
5.2 ナレーションを利用したコマ割りと導入部までのコマ割り
6 まとめ

第6章 武侠漫画の映画的手法表現の成立をめぐって 蔡錦佳
1 序論 台湾における「映画的手法」論の未成立
2 台湾武侠漫画の成立と展開
3 香港武侠漫画の成立と展開
4 コマ割りの演出について
5 武侠漫画の文法性の基本構造
6 コンティニュイティ化による検証
7 「大ゴマ」の表現論
8 武侠漫画における「映画的手法」の特性
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