書 名あだち充は世阿弥である。 秘すれば花、『タッチ』世代の恋愛論
著 編ツクイヨシヒサ
協 力
出 版飛鳥新社
発行日2009年10月10日
発行地東京
定 価1200
たてcm19
よこcm14
【備考】
ISBN978-4-87031-951-6
【内容】
[目次]
まえがき
第1章 あだちマジックのカラクリ
独特の「間」が生みだすもの
細部まで徹底した「削除」
消えた口と無音の泣き声
あだち充は現代の世阿弥
野球マンガなのに野球をしない
「足し算」論理の「ジャンプ」勢
みんな同じ顔なのには“ワケ”がある!
作者の割り込みによるフラット化
天才を育んだ「かかあ天下とからっ風」
BOφWYと『タッチ』の意外な共通点
同じマンガ道を歩くことになった兄弟
またも肉親をめぐる最新作

第2章 さまよう『タッチ』ジェネレーション
青春時代に『タッチ』の洗礼を受けた人々
『タッチ』世代を襲う「未婚化・少子化」
アンチ熱血=「ラブコメ」が愛された理由
熱い高揚感より温かい共有感
「才能」も「幼なじみ」も標準装備
女性の自立を地でいく若松みゆき
オトコの理性を具現化した浅倉南
つながる新時代ヒロインの系譜
両親不在が生み出す永遠のモラトリアム

マンガ史から見た「あだち充」
特別インタビュー 1 ササキバラ・ゴウ(評論家)
<熱血>が通用しなくなった時代の少年マンガ家

第3章 30代に広がる「あだち充シンドローム」
あだち充は「おふくろの味」
「南ちゃん幻想」の崩壊
上杉達也=「草食男子」のパイオニア
言葉にしない思いやりをわかってほしい
ダメなところが自分の本当の魅力!?
才能のないことは極力やりたくない
他人に期待されることが苦手
あだち充はメインストリーム

第4章 女子はなぜ「南ちゃん」が嫌いなのか?
自分を名前で呼ぶオンナは許せない
少女マンガのヒロインと浅倉南
意外にワガママなところが鼻につく
結局、いいオトコは南ちゃんが持っていく
現実の女のコも「和也より達也」派?
「タッちゃん男子」と「タッちゃん気取り」

心理学から見た「あだち充」
特別インタビュー 2 香山リカ(精神科医)
男性たちの「虚勢不安」が、南ちゃん幻想を生んだ

終章 「あだちイズム」が日本を救う
ウォームなやさしさを持つ世界
日本人のやさしさを持つ世界
日本人の曖昧さとあだち作品
社会は今、あだち充を求めている

あとがき

「あだち充」年表(主要作品、関連作品、略歴)
101276