書 名手塚治虫 時代と切り結ぶ表現者
著 編桜井哲夫
協 力
出 版講談社
発行日1990年6月15日
発行地東京
定 価550
たてcm18
よこcm11
【備考】
現代新書1004
ISBN4-06-149004-4
【内容】
[目次]
プロローグ
一つの時代のおわり
生涯現役の知的職人
承認欲求の強烈さ
後続世代とのたたかい
一五万枚を生んだ神の手

1 宝塚という不思議な空間(1928年〜1944年)
大恐慌の時代
宝塚の誕生
人工的な近代都市
モダンなイメージ
ミッキーマウスの映画、ピアノの手ほどき
カメラ・マニア、モダニストの父
父への嫌悪感
三島由紀夫と手塚治虫
母がマンガをかってくれた
マンガから生まれたコミュニケーション
マルという記号

2 マンガ家誕生(1945年〜1949年)
大空襲のなかで
おびただしい死神
ヒューマニズムへの不信
人間の偏狭な心をさばく
低いまんが家の地位
敗戦の日
最初の作品「マアチャンの日記帳」
ベストセラー『新宝島』
医者かマンガ家か

3 レオとアトムは何を語っているか(1950年〜1954年)
焼け跡の東京で原稿をうりこむ
名編集長加藤謙一との出会い
大河ドラマ『ジャングル大帝』
『ジャングル大帝』の世界観
アフリカ観のなかにあるゆがみ
やけっぱちで生まれた「アトム」
「アトム・ストーリー」のテーマ
対立と差別
歴史をつくる人間の姿
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4 政治の季節のなかで(1955年〜1962年)
マンガ・パージ
「乱作マンガ家」
こじつけめいた非難
社会的再編のなかのマンガ狩り
大人マンガ、少女マンガへの進出
劇画の出現
劇画とのたたかい
「0マン」の登場
異質な文化への不寛容

5 アニメーションとの苦闘(1963年〜1973年)
テレビアニメ『鉄腕アトム』の成功
天才の誤算
思わぬ援軍、キャラクター商品
テレビアニメの成立
最悪の選択
手塚批判
あせり
「スポ根」とのたたかい
暗い作品群
虫プロ社長辞任

6 復活する巨人(1974年〜1988年)
巨額の負債
作風の変化
手塚の陰の部分『ブラック・ジャック』
日本とは、日本人とはなにか
幼児にして悪魔
手塚のエコロジー
歴史の糸をつむぐ人々
正当性に根拠などはない

エピローグ
知的職人の自負
作家精神と商業主義のはざまで
みずからが育てたマンガへの愛憎
手塚治虫の思想を読み解く
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