書 名怪獣からよむ戦後ポピュラー・カルチャー 特撮映画・SFジャンル形成史
著 編森下達
協 力
出 版青弓社
発行日2016年10月31日
発行地東京
定 価3000
たてcm21
よこcm15
【備考】
ISBN978-4-7872-7392-5
【内容】
[目次]
序章 「非政治的」な領域としてのポピュラー・カルチャー
1 『ヘタリア Axis Powers』をめぐる騒動から見えてくること
2 本書の主題―怪獣・怪人からポピュラー・カルチャーを見る
3 本書の方法―「ジャンル」への着目

第1章 『ゴジラ』をめぐる批評の力量―「平和への悲願」の意味
1 『ゴジラ』を取り巻く映画たち
2 『ゴジラ』と水爆実験
3 「原爆映画」との比較から 1 ―「センチメンタル」とう批判
4 「原爆映画」との比較から 2 ― 背景としての「逆コース」
5 ありうべき『ゴジラ』―『G作品検討用台本』から

第2章 「空想科学映画」の射程―『空の大怪獣ラドン』『地球防衛軍』
1 「空想科学映画」という価値観
2 「原爆文学」評価との関係から
3 『地球防衛軍』と文明としての核エネルギー

第3章 現実の批判者としての怪獣・怪人―文学者の実践と「特撮映画」
1 「特撮映画」と「正しい空想」
2 幽霊と化け猫と怪獣
3 「アヴァンギャルド的」特撮映画論の完成
4 「第三次世界大戦前夜」における文学者の実践
5 「発光妖精とモスラ」と安保闘争

第4章 SF規範をめぐる科学と政治―「SF(日本SF)」が切り捨てたもの
1 「SF(日本SF)」史における一九六〇年代
2 夢見られたユートピア
3 規範としてのディストピア
4 現在とは断絶した未来
5 「クール」なSFと「未来学」

第5章 「軽薄」であることの意味と価値―「SF(日本SF)」、テレビ、怪獣
1 一九六〇年代の「SF(日本SF)」と「特撮映画」
2 ショート・ショートに見る「相対化の方法論
3 文芸評論家たちのテレビ論と「アクチュアリティー」の変容
4 テレビメディア発達状況下での「SF(日本SF)」の実践
5 「ドタバタ」のアクチュアルさ
6 怪獣を「軽薄」に扱う法

第6章 キャラクター消費という問題―「特撮映画」ジャンルの再編と「オタク第一世代」
1 パニック・スペクタクル映画をめぐる世代間対立
2 「特撮映画」ジャンルの再編
3 怪獣ゴジラが背負うもの

終章 キャラクターは「政治的」足りうるか―近代の文学的・美術的実践と「特撮映画」ジャンル
1 本書のまとめ―「特撮映画」・「SF(日本SF)」ジャンルの形成と変容
2 怪獣・怪人による社会批判
3 「怨嗟」の形象化としての怪獣ゴジラ
4 ポピュラー・カルチャージャンルの内と外

エピローグ

参考文献一覧
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