書 名ウルトラマン「正義の哲学」
著 編神谷和宏
協 力
出 版朝日新聞出版
発行日2015年3月30日
発行地東京
定 価640
たてcm15
よこcm11
【備考】
ISBN978-4-02-261822-1
【内容】
[目次]
文庫化にあたって

プロローグ
「怪獣」から「 kaijyu」へ
日本特有のあいまいさとポップカルチャー
『ウルトラマン』とは何なのか
怪獣映画の「祖」ゴジラ

第1章 「正義」と『ウルトラマン』
正義の味方 ウルトラマン登場
血を吐きながら続ける悲しいマラソン
『ウルトラセブン』―第26話「超兵器R1号」(脚本・若槻文三/監督・鈴木俊継)
「正しさ」を疑う
『ウルトラセブン』―第42話「ノンマルトの使者」(脚本・金城哲夫/監督・満田かずほ※「かずほ」は、禾に斉)
ウルトラマンの正義

第2章 『ウルトラマン』の「科学」と「自然」
ウルトラマンと「科学」
バルタン星人の過ち
『ウルトラマン』―第2話「侵略者を撃て」(脚本・千束北男/監督・飯島敏宏)
ウルトラマンが人間を倒す時
『ウルトラマン』―第23話「故郷は地球」(脚本・佐々木守/監督・実相寺昭雄)
科学への憧憬
機械化=非人間化する恐怖
『ウルトラセブン』―第43話「第四惑星の悪夢」(脚本・上原正三、川崎高/監督・実相寺昭雄)
自然への回帰
『帰ってきたウルトラマン』―第13話「津波怪獣の恐怖 東京大ピンチ!」―第14話「二大怪獣の恐怖 東京大龍巻」(脚本・上原正三/監督・富田義治)
『ウルトラQ倶楽部』―第7話「大怪獣ウカミ登場」(脚本・上原正三/演出・飯島敏宏)

第3章 近代化する日本と『ウルトラマン』
合理主義という正義
文明的正義へのアンチテーゼとしての“ウー”
『ウルトラマン』―第30話「まぼろしの雪山」(脚本・金城哲夫/監督・樋口祐三)

第4章 『ウルトラマン』に描かれた心の闇
悪いのは誰か
『ザ☆ウルトラマン』―第12話「怪獣とピグだけの不思議な会話」(脚本・平野靖司/演出・石田昌久)
物言えぬ遺児の怨念
『ウルトラマンタロウ』―第11話「血を吸う花は少女の精」(脚本・木戸愛楽/監督・山際永三)
裏切られる善意とウルトラマンAのメッセージ
『帰ってきたウルトラマン』―第31話「悪魔と天使の間に…」(脚本・市川森一/監督・真船禎)
『ウルトラマンA』―第52話「明日のエースは君だ!」(脚本・市川森一/監督・筧正典)
自己有用感と、すがる思い
『ウルトラマンティガ』―第3話「悪魔の預言」(脚本・小中千昭/監督・村石宏實)

第5章 反逆する大衆と『ウルトラマン』
ウルトラマンメビウス―大衆という脅威
狙われた街、狙われない街

第6章 『ウルトラマン』とナショナリズム
秩序という名のウルトラマン
デラシオンという宇宙正義
桃太郎の鬼ごっこ
『ウルトラセブン』―「300年間の復讐」<未発表>(脚本・上原正三)
怪獣使いと少年―虐げられる者
『帰ってきたウルトラマン』―第33話「怪獣使いと少年」(脚本・上原正三/監督・東條昭平)
戦争が怪獣を生む
『帰ってきたウルトラマン』―第11話「毒ガス怪獣出現」(脚本・金城哲夫/監督・鍛冶昇)
悲しみの沼
『ウルトラマンガイア』―第39話「悲しみの沼」(脚本・川上英幸/監督・北浦嗣巳)
怪獣使いの遺産
『ウルトラマンメビウス』―第32話「怪獣使いの遺産」(脚本・朱川湊人/監督・八木毅)
女子大生と『ウルトラマン』を読む
女子大生の感想

第7章 『ウルトラマン』正義実現へのメッセージ
「原理主義」から「多神教」へ
「他人の力を頼りにしないこと」―昭和のウルトラマンのメッセージ
「与える者」から「与えられる者」へ―「光」の物語
戦いは何のために?
『ウルトラマンティガ』―第38話「蜃気楼の怪獣」(脚本・大西信介/監督・川崎郷太)
本当に武器を捨ててみる
非戦の哲学

エピローグ
果てなき「正義の味方」願望
「正義」を求める心

あとがき
文庫版あとがき
参考文献
100325