書 名宮崎駿 映像と思想の錬金術師
著 編井上静
協 力
出 版社会批評社
発行日2004年11月20日
発行地東京
定 価1500
たてcm19
よこcm13
【備考】
ISBN4-916117-64-6
1998年に世論時評社から刊行された『宮崎駿は左翼なんだろう』に加筆修正したもの。
【内容】
[目次]
はじめに
なぜ宮崎駿なのか
高畑勲と共に

第1章 「右」からの批判
『ゴジラとヤマトとぼくらの民主主義』を読む
『おもひでぽろぽろ』は農村美化?
農村を批判して企業と学校は不問
『火垂るの墓』の背後にある食糧問題
『風の谷のナウシカ』は失敗作なのか
ナウシカとレイチェル=カーソン『沈黙の春』
開発独裁国家日本
国家的統合は最後の砦

第2章 科学文明は否定されるべきか
「ハイハーバー」と「風の谷」
原点は『ホルス』
グルンワルドはソ連製アニメ『雪の女王』から
アイヌ民族からの視点
背景にアメリカの暴虐
混乱した『ホルス』の設定
グルンワルドを倒したのは、ホルスではなくヤマト
『ホルス』は民衆を描けたか
『コナン』はなぜ文明を否定したのか
そして「風の谷」へ
『柳川掘割物語』に見る水の文化

第3章 宮崎アニメの宗教観
ナウシカを拒絶したアメリカ
ゴジラと蟲たち
『ナウシカ』には『エクソシスト2』が影響
『となりのトトロ』と『パンダコパンダ』
バケモノであり神様でもあるトトロ
塚森の大木
基本的人権と「万物仏性」

第4章 宮崎アニメに潜む政治性
ナショナルトラスト運動「トトロのふるさと基金」
デビュー作『ルパン三世 カリオストロの城』
カリオストロとクラリスとホームズ
自由人ルパン三世
『天空の城ラピュタ』の超自然
炭鉱に労働運動のポスター
『魔女の宅急便』と『紅の豚』の飛行
魔女のキキは何を悩んでいるのか
『さくらんぼの実る頃』が好きな赤い豚

第5章 歴史への探求
矛盾する宮崎駿
『もののけ姫』で室町時代へ
エボシ御前と近代化
エコロジーとフェミニズム
宮崎アニメの集大成
CGを使用してデジタル化
アニメならではの「ネコバス」

第6章 二一世紀を迎えて
築地塀が破れたと言う宮崎駿
ディズニー嫌いの宮崎駿
『ぽんぽこ』と『山田くん』による先導
『千と千尋の神隠し』は和製『オズの魔法使い』
千尋が向き合う現実は築地塀の先に
アカデミー賞を喜べない不幸な時代

おわりに
引退説を否定して『ハウルの動く城』を
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